ウクレレ各部の名称

まずはウクレレ本体各部の名前と役割を覚えましょう!

新しいことにチャレンジときは、まず用語を覚えることが先決。難しく考えずに丸覚えしましょう。

呼び方はほぼギターと同じ

ウクレレはもともと小型のギターが進化したものです。各部の名称もほぼギターに準じています。

ウクレレ全体の写真

ウクレレのパーツは大きく分けて「ヘッド」「ネック」「ボディ」の3つに別れます。

ヘッド部分

ヘッド部分は主に弦を巻き上げて、チューニングする役割があります。

ヘッド部分
ナット
ヘッド側で弦を支え、切込みに沿って弦をガイドします。一般的にはプラスチック製、高級品では牛骨などが使われます。
ストリングポスト
弦を巻きつける部分です。
ペグ
弦を巻き上げるてチューニングするためのつまみです。ウクレレで使われるペグには、ストレートペグとギアペグがあります
ペグの種類


1.ストレートペグは別名「フリクションペグ」とも呼ばれます。摩擦によって弦を止める原始的な仕組みですね。ギターでは見られません。

ペグ1回転で弦を一周巻き上げる(1:1)仕組みなのですばやくチューニングできます。また仕組みが単純なので軽量です。

構造上徐々に緩みが出てきてチューニングが合いずらくなる欠点があります。緩んできたら、ペグ先端のネジで締め直すことができます。

2と3のように歯車を介したペグをギアペグ(マシーンヘッド)といいます。ペグを14回まわすと一周(1:14)巻き上げます。

微妙なチューニングがやりやすく、チューニングが安定するので初心者におすすめです。

3は同じギアペグですがクラシックギターでよく使われるスロッテッドヘッドと呼ばれるものです。やや大きく重くなるのでソプラノサイズ以下の小さなウクレレではほとんど使われません。

ネック部分

弦を押さえる部分です。

フレットボード(指板)
ネックの表面の板の部分です。
フレット
指板上に埋め込まれた、押さえて音程を決めるための細い金属の棒。
ポジションマーク
押さえる位置の目安にする印です。5・7・10・12フレットに打つことが多いようです。ギターで10フレットではなく9フレットに打ってあるので持ち変える際はちょっと注意が必要です。
弦(ストリングス)
ウクレレの素材は主にナイロン弦が使われます。他にもフロロカーボン、ナイルガット(人口のガット弦)などがあります。下から順に1弦~4弦です。

ボディ部分

弦の振動を増幅して音を出す部分です。

トップ(表板)
ボディの表面部分です。側面はサイド(側板)背面はバック(裏板)と呼びます。
サウンドホール
ここから音が出ます。
ブリッジ(駒)
ボディ側で弦を止める部分全体をいいます。ボディに弦の振動を伝える役割があります。
サドル
ブリッジ上の弦を乗せる細い板状の部分。削ることで弦高を調整するときにも使われます。
ナットと同じく高級品では牛骨などが使われます。